MOGENS OTTO NIELSEN

 

Den dynamiske violin

 

モーゲンス・オット・ニールセンによるカセットテープの作品「Den dynamiske violin」は、1977年に出版社EditionAfterHandからリリースされた作品。一旦、廃盤になった後、デンマークの歴史的な音響作品のアーカイブや再リリースを行っているレーベル「INSTITUT FOR DANSK LYDARKÆOLOGI」から第一弾して復刻販売されました。音楽作品というよりも、一連の内容はパフォーマンスのオーディオドキュメントである要素が強く感じられます。展開がほとんどない、ギコギコ…という一定のリズムからはじまる「Den dynamiske violin」、鳥のさえずりなどのフィールドレコーディングにハエが飛んでいる音をミックスした「Musik for fluer」(ハエの音楽)、柳笛を使った即興と思われる演奏「Een dags pilefløjte」などが収録されています。カセットケースの中には、カセットインデックスと同様に日光写真仕上げの素敵なカードが封入されています。

 

 

モーゲンス・オット・ニールセンはデンマークの美術作家で、独学で美術活動をしており、多才で様々なメディアを使って表現するコンセプチュアルアーティストです。特に1960年後半からフルクサス作家やギャラリーとの間で、「未完成で変容することが可能な作品」を郵便という手段を使って交換し作品化する活動が有名です。

 

出典:Dansk Lydarkæologi より

 

美術作家がメディアとしてサウンドを用いた表現は、非常に独特で興味深く、その自由な表現方法にサウンドの可能性を感じずにはいられません。

現在、BandCampでデジタルデータが購入可能です。

 

 

〈 引用・参考文献 〉

Web – Mogens Otto Nielsen

Web – Mogens Otto Nielsen · Den dynamiske violin

Web – Enigma Museum : Kunst med posten

Web – Kunsten.nu : LYDKUNST #39

Web – Kunsten.nu Tanken er åben

Web – Kunsthal NORD : RETROSPEKTIV

 

 

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  • sound 
  • 2021年8月23日